中学受験は、親が関わることのできる最後の試験だと言われています。

それゆえ、現在、中学受験のために通塾されているお子様をおもちのお母様の中には、お忙しい中、お子様の塾の復習、宿題チェック、テストの予習・復習にと、時間を費やして日々過ごしていらっしゃる方も多いことと思います。

特に国語という教科は、学習過程において、読解における理解の確認や、記述における添削などを必要とするため、客観的な観点を必要とする教科です。よって『本文をちゃんと理解しているか』『記述はどれくらい書けているのか』など、文字通りお子様に寄り添いながら勉強されているのではないでしょうか。模範解答と解説はあるものの、正解までの過程をお子様に理解させるのが難しい方や、あるいは解説が不十分なテキストをお使いの方の中には、模範解答を書かせて終わり…といった方法で学習されている方も多いかと思います。また、国語が得意だったお母様の中には、『なぜそんな読み方をするのか。』『どうして、そんな答えを書いてしまうのか。』といったお子様の解答に対する疑問をおもちになられる方もおられるでしょうし、正直なところ、お母様自身、『本文が難しくなってきた。』『どうしてこの答えになるのかわからない。』とお感じになる方もおられるでしょう。これらのご感想は当講座にお通いの保護者の方々の面談でもよく聞かれるものであり、この講座もそんな保護者の方々の声から生まれたものです。

　お母さんのための「読解力」「記述力」講座ではそのようなお母様方に、実際の中学入試問題を用いて、教え方のポイントを学んでいただくと同時に本文を読む際に必要な「読解力」や、解答する際に必要な「記述力」とは何か、また、どうやればこれらの力をつけることができるのかをお母様自身に実践していただきながら身につけていただく講座です。そして、この講座で学んだことをお子様との日々の勉強の中で生かしていただけたらと考えています。

　もちろん、お子様とは関係なく、ご自身の「読解力」「記述力」を磨きたいお母さんも大歓迎です。中学入試を目指す子ども達は日々どのような問題を解いているのか、ご興味ある方もどうぞご参加下さい。

　中学入試問題は自然、環境、科学、文化、習慣、言語、学問、哲学などテーマは多岐にわたり、大学入試顔負けの問題も登場します。これらの文章を読み、文章の背景にある思想を知ることで、より深い思考力を身につけることもできます。また、新旧問わず、受験に向けてぜひ読んでおきたい本なども紹介していきます。お子さんだけでなく、お母さん自身にも興味をもって読んでいただける身につく本も紹介していきます。

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